やっと梅雨入り。皆さん如何お過ごしでしょうか?梅雨入りといっても今年はあまり雨が降らないそうです。現場にとっては仕事がはかどって良いことなのですが、水不足の心配をしなくてはいけませんので複雑です。
ところで梅雨はシックハウス症候群や化学物質過敏症の発生しやすい時期だということを知っていますか?? 秋から冬へと気温が下がる時期は床や壁、新建材で作った家具や印刷物、洋服などあらゆる物から出ているガスはあまり発生しないのですが、梅雨時期からの温度の上昇と、ガスは水蒸気に溶け込みやすいので、これからの時期は大変なのです。
こころ工房が作っている「響木の家」(ひびきのいえ)は床は38ミリの「うづくりの音響熟成木材」、壁は化学物質を吸着分解して清々しい室内空気に変える「幻の漆喰」、柱・梁・桁なども本物の木しか使っていないのでガスが出ることはないのですが。ただ一般的な住宅は写真のような合板を使って、壁はクロス、建具も新建材なのでこれからの時期は特に気をつけなければなりません。
対処法としては、新建材を使わないのが一番良いのですが、すでに使ってある住宅では兎に角換気良くすることです。家に帰ったらまず窓を全開にしてガスを外に追い出すこと(扇風機を使って室内空気を追い出すのもよいです)。
また、寝る時にはなるべく床より高い位置で寝ること。何故かと言えば低い位置で寝ると新建材の床材に使ってある接着剤や防腐剤などのガスや、表面に塗ってあるワックスなどから発生しているガスを吸ってしまって身体に重大な影響をあたえる可能性が高いからです。 今年も7月に日本臨床環境医学会が東京であるので、私も参加して皆さんのお役に立てるよう頑張ります。
38ミリの音響熟成木材の床材と12ミリの合板床材 あなたはどっち??
ぴょん吉日記
No.2139 | 2007年6月19日 | ぴょん子