健康素材で新築及びリフォーム工事をすることにより健康な身体になることは勿論ですが、不幸にも事故もしくは病気等で健常者でなくなった時にも自立した生活が出来るようにすることと、介護する側の負担を出来るだけ少なくすることも住環境医としての仕事だと思っています。 添付されている写真は、糖尿病で眼が見えなくなり(少しの光だけしか感じない)高齢とともに認知症になられた方への介護リフォーム例の一つです。年齢70代後半 50代半ばの娘さんが介護 デイサービスに行く時など玄関で靴を履いて外に出る動作がとっても困難であった。眼が見えないことと認知症のため、外に出るときは椅子に一度座らせて靴を履かせ、抱き上げてから下に降ろすようにしていたので娘さんに体力的な負担がかなりかかっていた。そこで負担を和らげるために縦手すりと斜めにクネット(くねくねしている手すりで握る時に力が入りやすい)を取り付けることにより独りで玄関の昇り降りができるようになられた事例。娘さんの介護負担がかなり軽減された。このようにちょっとしたアイデアと器具を提供できるように勉強しておくこともとても大切なことです。
住環境医という仕事〜その2
ぴょん吉日記